掃除道具の種類
古来、掃除が大好きなぼくたち日本人は、その用途に応じてさまざまな掃除道具を考案し、実際に使用してまいりました。その代表的なものでは、昔ながらの箒やチリトリ、ハタキ、それに雑巾、バケツといったところでしょうか。もっとも、それらは雑巾やバケツを除いて、今では電気掃除機に取って代わっていますね。
あると便利な掃除道具
1、 昔ながらの雑巾
最近の奥様たちは、わざわざ雑巾もカネを出して買ってくるようですね。正直、これには驚きました。というのも、ぼくの母たちの時代には、雑巾は着なくなった古着などを利用して手縫いで作っていたものだったからです。なんでも買う時代なのかもしれません。
ところで、この雑巾という代物は、太古の昔から現代に至るまで、掃除にはなくてはならない定番中の定番なのです。そんな大功労の雑巾に対して、ぼくたちが投げかける言葉は、あまりに酷です。“ボロ雑巾”、“雑巾のように簡単に捨ててしまう”、などなど。日ごろの掃除にはなくてはならない掃除の必須アイテムである雑巾に対して、無礼千万なる言い草ではないでしょうか。
さて、雑巾の味方をしたところで、掃除には欠かすことの出来ない雑巾の使いやすさをご紹介したいと思います。何といっても一番使いやすい雑巾は、“古いタオルをそのまま使う”ことなのです。
つい先ほど、“古着などを手縫いで作った”と申しましたが、素材としてはタオル、そして、実はいちいち縫わないほうが使いやすいのです。というのも、確かに縫い合わせたほうが丈夫になり、その分長持ちもします。しかし、縫い合わせてしまうと厚みを増すため、水を絞る際、薄手のままのときより余分に力が必要になってきます。そうなると当然、水切れも悪くなり汚れが中に溜まったままなんてこともありますから、縫わずに薄いまま使った方が水の切れもよく、便利で衛生的でもあります。
また、雑巾はやっぱり使い捨てるのが良いようです。例えば、油汚れなどは、それが一旦雑巾に染み込んでしまうと、石鹸で洗ったとしてもその汚れを落とし切るのは不可能です。そんな雑巾で他を拭いたら、かえってそこを汚してしまいかねませんから、捨ててしまった方がよいのです。これは、ある程度使い込んだ雑巾も同様です。どんどん新しい雑巾に取り換えていきましょう。
2、便利さアップの歯ブラシ、洗車ブラシ
何かを創造する人の知恵には、限りがないのでしょうか。なかでも生活の知恵が豊富な人種といったら、やっぱり家庭の主婦なのではないでしょうか。家庭の中で活躍する奥様たちは、その必要という母体から、さまざまに便利なモノを工夫してお使いになっておられるようです。
そのいい例なのが、歯ブラシです。もちろん新品である必要はありません。少しぐらい毛先の曲がったモノでも十分です。わざわざショッピングセンターなどへ出かけて行って、カネを使ってブラシ類を買うことなどないのです。
さて、この歯ブラシ、台所やお風呂の掃除には大活躍します。サイズが小さいということ、また、もともと人間様の歯のブラシであったために、ブラシの固さもほどほどで、それが掃除にはもってこいなのです。タイルの目地や蛇口の裏、さらには排水溝の内部など、人の手が入らないような場所の掃除にはうってつけの道具となります。ブラシの固さも、浴槽やタイルを傷つけてしまう程でもありません。使い古しの歯ブラシ一本で、なかなか掃除がしにくいような場所も、見事にキレイにすることができるのです。これって、まさしく生活の知恵というヤツですね。
歯ブラシと共にあると便利なのが、洗車ブラシです。歯ブラシの役割が、狭い場所、手の入りにくいような込み入った場所だとすると、この洗車ブラシは、汚れのヒドイ広い場所ということになります。
普通の汚れであれば、雑巾で拭き取ってしまえばそれで十分。でも、あまりにひどい汚れは、雑巾ではなかなかキレイになりません。そんな時は、ブラシでゴシゴシやった方が、汚れがよくおちます。それに、こちらも元々は愛車を磨くためのモノですから、いくら金属類をゴシゴシとやっても、けっしてその表面を傷つけるようなこともありません。しっかりとした柄がついているので、力を込めて掃除がでるのもいいですね。
そんなことで、この洗車ブラシも家庭に一本、用意しておくのとしないのではずいぶんと違ってきます。泥汚れやホコリ取り、また浴槽の掃除まで大活躍。掃除の手間を省くためにも、それ用に一本あるといいですよ。
3、なければ困る、スポンジ
水回りの掃除にはなければ困る、それがスポンジです。雑巾は「汚れをふき取る」のに適しています。それに対して、ブラシは「汚れをかき落とす」のに適しております。では、スポンジはどうでしょう。その両方に使えます。ふき取ることも、かき落とすこともできる、掃除にはなくてはならない、まさに万能選手です。その高い吸水力と絞り易さは、雑巾よりもはるかに楽です。また、その摩擦力は少々の汚れならば、それで汚れをかき落としキレイにしてくれます。掃除に欠かすことのできない必須アイテム、それがスポンジであります。
さて、このスポンジの強みは、なんといってもその吸水力と絞りやすさです。そのことは、つまりスポンジに「含む水の分量を調整しやすいこと」なのです。こびり付いたような汚れって、なかなか落とすのが大変です。その場合、多く用いられている方法は、その汚れた部分をあらかじめ水で濡らしておくか洗剤を塗っておくというものです。そして、その作業をするには、雑巾などよりスポンジの方がはるかに楽にできます。さらに、周囲に余った水の処分なども、雑巾で拭きとるよりも、スポンジで吸い取ってしまったほうが早いです。
なお、このスポンジですが、両面ともスポンジなものと、片面が普通のスポンジで、その裏面がスコッチブライトというやや堅めの素材がついたものとがあります。そして、便利なのが、スコッチブライトがついてある方です。スポンジ部では水分のコントロールなど普通のスポンジとして使用し、スコッチブライトのついた部分でこびり付いたような頑固な汚れをこすり洗いするのです。この手のスポンジは、コンビニやスーパー、また100円均一などでも、安価に手に入れることができますので、これも高いポイントですね。